BEN NEVIS 19y (Cadenhead)
区:ハイランド・西
蒸留所:ベン・ネヴィス
46%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
トップノートは沈降ぎみだが、濃厚さを感じるアロマ。口に含むと、マーマレードを焦がしたようなアクの強い香りが鼻に抜ける。樽香が強く、少し飲みづらい。この手のちょっとワイルドなキャラは、慣れると病みつきになるケースも多いのだが・・・。舌に乗った瞬間は甘いが、次第にドライでスパイシーになっていく。タンニンのような渋みが舌に残り、喉越しに少しひっかかりを感じる。余韻もスパイシーだ。
この蒸留所は1989年に日本のニッカによって買収された。このケイデンヘッド・ヴァージョンはヴィンテージは表示されていないが、買収される以前に蒸留されたものだと思われる。この当時のベン・ネヴィスはあまり評判が良くない。確かに現在のものと比べると完成度では及ばないが、垢抜けしていないキャラクターには妙に興味をそそられる。
総合評価 B


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