BRORA 1972-1993 (G&M C.C.)
区:ハイランド・北
蒸留所:ブロラ
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
アロマはもう、ピーティの一言に尽きる。このモルトは北ハイランド産ではあるが、アイランド・モルトを彷彿とさせる。口当たりは拍子抜けするくらいまろやかだが、喉越しは幾分かスパイシーだ。しかし誉高いブロラ蒸留所のモルトにしては、仕上がり具合が今ひとつである。油質感が足りない上に、ボディが軽い点が何より致命的だ。
21年熟成とのことだが、熟成過多なのだろうか。長期熟成されていることには違いないが、クォリティの落ちる年数としてはやや早すぎると思うのだが・・・。
この蒸留所は、1969年に新クラインリーシュ蒸留所ができるまで、クラインリーシュを名乗っていた。ブロラの名称で操業していた期間は、1975から1983年までのたった8年間であり、大変稀少価値が高い。閉鎖後のブロラ蒸留所は、倉庫及びヴィジター・センターとして使われている。
総合評価 B


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