CAOL ILA 15y 1980 (Wilson & Morgan) | |||||||
地●区:アイラ島 蒸留所:カル・イラ |
60.6%vol. | ||||||
微 |
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中 |
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強 |
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モルト香 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ||
熟成香 | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ||
ピート香 | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ||
油質感 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
辛 さ | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
甘 味 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
塩 味 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
ボディ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
アロマには厚みが感じられ、大変ふくよかだ。ピート香自体は潮の香りが強く、比較的シャープに感じるのだが、熟成香の方がリッチに仕上がっているのだ。15年と言えばまだまだ熟成盛りの年数かとも思うのだが、樽出し物にしては口当たりがこなれている。味の方も、意外にも甘みを中心とした構成になっており、カル・イラにしては珍しく角がとれている印象が残る。しかしボディが厚く、物足りなさは全く感じられない。喉越しはスモーキーかつフルーティ、そして余韻の長さもまずまずだ。
カル・イラのファンがこの酒に求めるものは、時には攻撃的とも言える“刺激”に他ならない場合も多い。そう言う観点で見れば、ここで紹介した15年物はやや役不足かもしれない。しかしその点を補って、なお余りある“おいしさ”がこのカル・イラにはある。刺激一辺倒ではないカル・イラをお探しの方には、是非お勧めしたい一本だ。 |