CRAIGELLACHIE 14y
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:クライゲラヒ
43%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
蜂蜜のような、甘い香りが特徴的だ。14年と言えば熟成適齢期の真っただ中かとも思うのだが、モルト香の奥にニュー・ポット(ニュー・スピリット)の香りが残ってしまっており、その点は残念だ。味、酒質の面では、大変バランス良く仕上がっている。ただしボディの広がりがやや単調で、熟成感の欠如はこんなところでも感じられる。喉越しはスパイシーで、余韻は暖かい。
クライゲラヒはブレンデッド・スコッチのホワイト・ホースのキー・モルトのひとつだ。蒸留所の生い立ちから見ても、ホワイト・ホースのための蒸留所だと言っても過言でないほど密接な関係にあった。ところがなんと1997年、UD社とヴィントナーズ社の合併を機にバカルディ社に売却されてしまったのである。この買収がホワイト・ホース社にとって、苦汁の選択であったことは察するに余りある。
総合評価 A


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