DEANSTON 12y
区:ハイランド・ミッドランド
蒸留所:ディーンストン
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
基本的なアロマは、シリアル路線にピート香のトッピングと言った感じだが、ツンと鼻を突く香りとの折り合いが悪いようで、なんとなくぎこちない印象が残る。熟成がうまくいっていないせいだろうか。味の方はシンプルな甘味と塩味がメインにあり、大変ピュアなのだが、やや物足りない。喉越しはスパイシーだが、余韻は長いとは言えない。ボディは中庸である。
この蒸留所の創業は、1965年と比較的新しい。1972年にインヴァーゴードン社が経営権を取得したが、1982年には操業を停止してしまう。それをバーン・スチュワート社が1991年に買い取り、操業を再開した。ここで紹介したボトルは、バーン・スチュワート社がボトリングしたものであり、この他に17年、25年熟成が発売されている。インヴァーゴードン社時代にも、8年物のオフィシャル・ボトルが出されていたが、出回る量が極めて少なく、なかなかお目にかかれなかった。
総合評価 B


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