GLEN ALBYN 21y 1977 (SMWS)
区:ハイランド・北
蒸留所:グレン・アルビン
62%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
アロマは甘くドライだが、もたっとした切れの悪さがやや鼻に付く。加水すると熟成香と共に、セルロイドのような香りが開いて来る。酒質はオイリーで大変満足の行くものだ。味自体は余り濃いとは言えないのだが、エキゾチックなほろ苦さとスパイシーな舌触りが、カーダモン(香り付けに用いられる香辛料)を彷彿とさせる。樽出しモルトならではの複雑なキャラクターは確かにまとっている。しかしボディだけはやや厚みを欠いており、少し意外だ。余韻はスパイシーで暖かい。
既に絶滅してしまったインヴァネスの3蒸留所の中で、最もスモーキーで“北ハイランドらしさ”を備えているのがこのグレン・アルビンだ。だがここで紹介したザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティのボトルではピート香が軽く仕上がっている。このモルト特有の甘い薫煙香が楽しめない点は残念である。
総合評価 B


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