GLENALLACHIE 1985 (Signatory)
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:グレナラヒ
43%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
甘くモルティなアロマが、最前面に立ち上って来る。モルト香の質は、比類なく素晴しいものだ。複雑な香りはないが、ハーモニーのような厚みが感じられる。味もアロマの延長上にあり、ねっとりとした甘味がある。バター飴のようなものを連想させる甘さだ。ボディの厚さもまずまずであり、この手のモルトとしては出色の仕上がりを見せている。余韻も甘く、暖かい。
このボトルは、前オーナーのインヴァーゴードン社が蒸留したものを、オーナーが代わった後にインディペンデント・ボトラーのシグナトリー社が詰めたものだ。すなわちこのシングル・モルトに限って言えば、現在のオーナーであるペルノ・リカール社は橋渡しの役しか担っていないことになる。現オーナーの元で蒸留されたシングル・モルトも是非とも飲んでみたいものだが、オフィシャル・ボトルの出る予定は今の所ないとのことである。
総合評価 A


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