GLENROTHES 1982-1997 | |||||||
地●区:ハイランド・スペイサイド 蒸留所:グレンロセス |
43%vol. | ||||||
微 |
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中 |
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強 |
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モルト香 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
熟成香 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
ピート香 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ||
油質感 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
辛 さ | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
甘 味 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
塩 味 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ||
ボディ | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
酸味のある熟成香と甘いモルト香とを合わせ持つ。そのバランスは絶妙だ。そして、わずかにドライでピーティである。味は、グラニュー糖のような透明感のある甘さが前面にあり、次第にハチミツのような有機的なコクが現われて来る。余韻はあまり長いとは言えないが、苦みの少ない好感の持てるフィニッシュだ。程よいコクとオイリーさがある割には雑味感が乏しく、良く言えば洗練されたモルトではある。しかし、意外性に欠けるつまらなさは否定できない。
ここで紹介したのは、オフィシャル・ボトルの現行ヴァージョンだ。旧ヴァージョンと比べると、同じ蒸留所のモルトだとは思えないほど、風味に違いが見られる。旧グレンロセスの最大の特徴でもあった、シェリッシュな華やかさは消えてしまった。しかしその代わりに、酒質が骨太でたくましくなっている。総合的に判断するならば、現行ボトルに軍配を上げたい。 |