KINCLAITH 1966 (G&M C.C.)
区:ローランド
蒸留所:キンクレイス
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
ややゴム臭を含んだシェリー香がほんのりと香る。甘い熟成香は一種独特だ。あまり酸味を持たないフルーツ系の香りと言えばいいだろうか。たとえばメロンやビワ、洋梨などである。味にも期待を裏切らない甘味があるが、しつこい甘さではない。甘味自体はグラニュー糖のようにピュアなのだが、ボディには厚みが感じられる。余韻にまでフルーティな風味は残るが、フェイド・アウトするのは早い。
この蒸留所は1975年、たった17年と言う短い生涯を終え、1982年には完全に取り壊されてしまった。大変残念なことである。ストラスクライド・グレーン・ウイスキー蒸留所の中のモルト・ウイスキー部門として、キンクレイス蒸留所は存在していた。モルト・ウイスキーの方は試験的な操業だったのかもしれない。
総合評価 A


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