LEDAIG 1974 20y
区:ハイランド・アイランズ
            (マル島)
蒸留所:レデイグ(トバモリー)
43%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
アロマはピーティだが、柔らかなピート香だ。しかしアイランド的な潮っぽさは薄い。ベースのモルト自体の香りも、余り開いてはいないようだ。酒質はオイリーなのだが、ボディは軽く、何ともちぐはぐな感触が残る。喉越し後には余韻がほとんど残らず、仕上がりのまずさを露呈してしまう。総合的に判断するならば、やはり熟成過多だと見るべきだろう。
ここで紹介した20年物ボトルは、現オーナーであるバーン・スチユワート社が出したものだが、少し意気込みが空回りしている感がある。ここの蒸留所のモルトは、長期熟成には向いていないのである。もしも1981〜1990年の10年間の操業停止による弊害が、樽の放置による意図しない長期熟成に及んだのだとすれば、極めて残念なことだ。
総合評価 B


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