LINKWOOD 1960 (G&M)
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:リンクウッド
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
軽いシェリー香があるが、メルカプタン臭(ゴムのような香り)を強く帯びてしまっていて残念だ。熟成香は酸味が強く、レモンかライムのような柑橘類を連想させる。味も酸味が強く、ちょっと飲みづらい。酒質がこなれていて、ボディも軽い。飲み方は、断然ストレートがお勧めだが、少量ならば加水してもいい。
このボトルでは、シェリー樽熟成が完璧に裏目に出てしまっている。シェリー樽熟成されたモルトに、メルカプタン臭が認められるケースは決して少なくないが、これほど極端な例も珍しい。
ゴードン&マクファイル社のこのシリーズには、何種類かのヴィンテージが存在する。1961年物は有名だが、この1960年は大変稀少価値が高い。ラベルのヴィンテージを表示する部分は、黒い塗料で一度塗りつぶされていて(かなり大ざっぱで、一目で判る)、その上に金色で“1960”と印刷されている。
総合評価 C


Copyright © 1998- Muneyuki Yoshimura. All rights reserved.