PORT ELLEN 23y 1975 (Wilson & Morgan) | |||||||
地●区:アイラ島 蒸留所:ポート・エレン |
59.1%vol. | ||||||
微 |
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中 |
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強 |
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モルト香 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
熟成香 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
ピート香 | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ||
油質感 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
辛 さ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
甘 味 | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ||
塩 味 | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ||
ボディ | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ||
香りはドライでピーティだ。熟成香はすっきりとしており、酸味が強い。ストレートだと刺激臭が鼻を突くが、アロマの厚みのお陰でとげとげしさは多少やわらいでいる。味は甘酸っぱく、フレッシュかつフルーティなのだが、少量加水しただけで“しなびた”果実のようになってしまう。このモルトは樽出しではあるが、魅惑的な風味を堪能するためには加水は一切無用だ。余韻はあまり長いとは言えないが、暖かくフルーティ、そしてドライである。
ポート・エレンのキャラクターはボトルごとに落差が大きく、大変バラエティに富んでいる。それだけ封を切る楽しみもあるのだが、なかなかおいしいものに出会えないと言うのもまた事実だ。ここで紹介した23年物も、満足のいく仕上がりだとは残念ながら言えない。 |