SPEYSIDE MALT PORT CASK 1967 (G&M)
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:?
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
ポート・ワインの香りが甘く香るが、さほど強いものではない。色から判断するならば、ルビー・ポートではなさそうだ。ベースには柔らかなモルト香がある。口当りは大変こなれており、アルコール度数が40度だとはとても思えないほどだ。ボディは軽いが甘みが強いために、余り物足りなさは感じない。喉越しに軽い苦味を残す。余韻は長いとは言えないが、最後までポートの風味を楽しむことができる。飲み方はストレートがお勧めだ。
今日ではモルトが、シェリーやバーボン以外の樽で熟成されることも珍しくなくなった。しかし5年ほど前には、商品化されているものは珍しく、このモルトも発売当時から稀少な存在だった。同シリーズには『BRANDY CASK』ヴァージョンもあった。
このモルトは、スペイサイド産であること以外の素性が明かされていない。ベースのモルト自体のキャラクターはかなり乏しい。余りにも手がかりが少なすぎるため、どこのモルトかを推定することは、現段階では差し控えておきたい。
総合評価 B


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