ST MAGDALENE 1965-1991 (G&M C.C.)
区:ローランド
蒸留所:セント・マグダリン
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
一種独特の熟成香(香草の香り?)があるが、強い香りではない。軽いシェりー香も感じられるが、残念ながらゴム臭(メルカプタン臭)に包まれてしまっている。そしてドライで、樽香が強い。シリアル感はほとんど抜けているが、26年熟成にしては舌に辛さが残る。ボディの軽さを考えると、割る水の量は加減の難しいところだ。モルトの1/2程度が適量か。甘味に関しては、意表を突かれる。嫌味のない、まるで独立しているような甘さが、加水によってきれいに伸びる。余韻は暖かいが、あまり長くはない。
この蒸留所は、1983年に閉鎖されてしまった。今後、益々に稀少なモルトになって行くことは間違いない。ユナイテッド・ディスティラーズ&ヴィントナーズ社のレア・モルト・シリーズの中では、オールトモアと並んで最も入手困難なモルトでもある。
総合評価 B


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