ST MAGDALENE 1980-1995 (G&M C.C.)
区:ローランド
蒸留所:セント・マグダリン
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
スモーキーなローランド・モルトである。熟成香は例えるならば、トロピカル・フルーツのような香りだが、香り立つようなアロマだとは言い難い。舌触りはこなれており、味も薄い。ちびちびとストレートでやるのもいいが、少量の水を加えるとフルーティな熟成香を堪能できる。個性的なキャラクターは評価できるが、ボディが軽い点は残念だ。余韻は短い。
ここで紹介した1980年物は、当蒸留所における晩期のヴィンテージである(1983年に永久閉鎖)。この頃のものは1960年代のものと比べるとドライな風味が減り、熟成香がフルーティになっている。柄にもなく(?)垢抜けてしまった感じだ。
インディペンデント・ボトラーのゴードン&マクファイル社は、1995年に創業100年を迎えた。その記念に発売したのが『センテナリー・リザーブ』シリーズだ。このセント・マグダリン1980はその中の1本である。
総合評価 B


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