TAMDHU-GLENLIVET 16y 1980 (Cadenhead)
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:タムドゥ
46%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
アロマは甘く、かつドライで、シェリー香が核にある。しかしシェリー香を支えるバック・ボーンが弱すぎる。シェリー香自体はさほど強くはないのだが、タムドゥ本来のキャラクターの方が負けてしまっているのだ。風味がぼやけているので、多量の加水は控えた方が良い。ストレートでチビチビやるのも良いだろう。余韻はドライだが、短い。
タムドゥのシェリー樽熟成は良くないのだと一概に言うことはできないが、どぎついシェリー香との相性は明らかに良くない。本来はどちらかと言えば、デリケートなアロマを楽しむためのシングル・モルトなのである。一般にシェリー・カスク物は人気が高いが、こう言ったケースがあることにも留意したいものだ。
総合評価 B


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