THE SINGLETON 1981
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:オスラスク
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
シリアルなモルト香とフルーティな熟成香とのバランスが、非常に良い。そして上品なシェリー香を放っている。メルカプタン臭(ゴムのような香り)の少ない、良質なシェリー香である。口当たりがこなれている割にはボディが厚く、仕上がり具合も上々だ。ストレートでも水割りでも楽しめる。こう言うモルトに文句を付けるのは贅沢かもしれないが、強いて言うならばやや優等生的なつまらなさがある。まあ、まずくては元も子もないのだが、せっかくのシングル・モルトなのだから、もう少しはずしたキャラクターも欲しい所である。
1997年、シングルトンのオーナーであるIDV社は、ユナイテッド・ディスティラーズ社に吸収合併されてしまった。その余波を受け、日本の正規代理店である日本ヒューブライン社が消滅してしまったため、当分の間シングルトンは入手困難が予想される。
総合評価 A


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